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ポリとビニールの違い

原料による違い
一般的にビニール袋と呼ばれているのは、「ポリ塩化ビニール(PVC)」「ポリエチレン(ポリオレフィン・PE、LDPE・LLDPE・HDPE)」「ポリプロピレン(OPP、CPP、IPP)」などの商品と思われます。ポリ塩化ビニール袋(以下 PVC袋)は、一番早く袋として商品化した物です。そのため、外観も透明で同じ様に見えるため、それ以外のポリエチレン袋(以下 ポリ袋)やポリプロピレン袋(以下 PP袋)もビニール袋と呼ばれることが多いのだと思います

テレビのニュースなどでも透明の樹脂袋をすべてビニール袋と報道されていることが多いと思います

厳密には、「ビニール袋=PVC袋」「ポリエチレン袋=ポリ袋(ポリオレフィン)」となります。また、製造方法や加工方法も全く違うため、「塩ビ(PVC)関係の会社」「ポリ袋関係の会社」などの様に取扱が2つに分かれていることが多いです。(弊社ではPVC、ポリ袋のどちらも取扱をしております)

そのため、弊社以外へお客様がお問い合わせをした場合に「それはポリ袋なので・・・」とか「PVC(塩ビ)だから・・・」などと言われてしまうことがあると思います(弊社ではポリエチレン、PVCのどちらも取扱をしております)
ポリ塩化ビニール樹脂(PVC) 「ポリ塩ビ」「PVC」などと呼ばれている樹脂(ビニール袋)
ポリエチレン樹脂(PE) 「LLDPE」「HDPE」ポリ袋などと呼ばれている樹脂(ポリ袋)
ポリプロピレン樹脂(PP) 「OPP」「CPP」「IPP」PP袋などと呼ばれている樹脂(PP袋)
「ポリ塩ビ(PVC)」=「ポリ塩化ビニール(Poly Vinyl Chloride)」
ポリ塩化ビニールは、一時期「塩素が含まれているためダイオキシンの発生原因」といわれておりました。塩化ビニールは800度以上の焼却温度で滞留時間が2秒以上にてダイオキシンの発生がほとんど無くなります。現在では、ごみ焼却炉の焼却温度が800度から1000度になるようになっており、ダイオキシンは、ほとんど発生しなくなりました。

また、ポリ塩化ビニールに可塑剤として含まれている事が多い「フタル酸エステル類(DEHP=フタル酸ビス2-エチルヘキシル)」などについて、塩ビ工業環境協会などでは、安全が確認されているとされていますが、RoHs規格(ローズ規格)などでは、フタル酸エステルを規制対象とされているため、現在(2019年7月)では、フタル酸エステルを使用しない商品も多数あるようになりました。フタル酸エステル以外に、熱分解を防ぐために安定剤も使用されています。また、「ノンフタル酸PVC」、「コピーセーフPVC」、「マジキリ用PVC」、「防炎PVC」、「帯電・静電防止PVC」などもあります。


【石油資源の使用が40%なので環境にも優しい】
PVC(ポリ塩化ビニール・塩ビ)は、原料構成の60%が塩素のため石油由来原料の使用割合が40%です
そのためポリエチレンなどと比べて石油資源の消費量が少ない省資源型のプラスチックです
【難燃性(PVC=軟質PVCの場合)】


軟化温度は、65度から85どですが、60%塩素なので着火しても火元が離れれば自己消火性があるため炎が消えます
(硬質塩ビは、着火温度が455度と、簡単に着火しないため住宅などに使用されている)
「LDPE」「HDPE」=「リニアローデンシティポリエチレン」「ハイデンシティポリエチレン」
「OPP」「CPP」「IPP」=「オリエンテッドポリプロピレン」「キャストポリプロピレン」

上記のものは、燃やしてもダイオキシン等は発生しません。また、燃やした場合には水と炭酸ガスになり無害です


一般的な分類の違い
ビニール袋(PVC・塩ビ) 「塩ビ」「PVC」などと呼ばれている樹脂(ビニール袋)
ポリエチレン袋(ポリ袋) 「LDPE」「LLDPE」「HDPE」などと呼ばれている樹脂(ポリ袋)
ポリプロピレン袋(PP袋) 「OPP」「CPP」「IPP」などと呼ばれている樹脂(PP袋・ポリ袋)


溶着方法の違い
ビニール袋(PVC・塩ビ) 高周波ウェルダー、超音波溶着方式(ヒートシールでは溶着できません)
ポリエチレン袋(ポリ袋) 熱溶着シール方式(溶断シール、インパルスシールなどのヒートシール方式)
ポリプロピレン袋(PP袋) 熱溶着シール方式(溶断シール、インパルスシールなどのヒートシール方式)
・PVCの溶着は、高周波ウェルダーまたは超音波溶着以外では溶着できません
・ポリ袋でも樹脂原料が違う樹脂同士は溶着できない場合があります
・OPPはもともとヒートシールができないフィルムですがホットメルトタイプばヒートシールができます


加工方法の違い
ビニール袋(PVC・塩ビ) 高周波ウェルダー方式、超音波溶着の型ハンドメイド加工
ポリエチレン袋(ポリ袋) 自動製袋機、特殊加工機による加工とハンドメイド加工
ポリプロピレン袋(PP袋) 自動製袋機、特殊加工機による加工とハンドメイド加工
【高周波ウェルダー、超音波溶着(ビニール袋・塩ビ・PVC)】
金型でフィルムを挟み、一定の圧力を加えながら高周波電界を加えてフィルムの接着部分に熱を発生させて溶着します
高周波にての溶着を行っているので強度、品質に優れています
【自動製袋機(ポリ袋)】
フィルムの外部から加熱して溶着します。(外部加熱によるヒートシール方法)
高温に熱されたシールバーを使用してフィルムを溶着いたします。そのため、フィルムの溶着部分(内側部分)が温度が一番低くなります。また、シールバーがフィルムの表面に接して圧をかけることにより、フィルムの内側まで溶解して溶着するため、フィルムの加熱部分と非加熱部分の温度差による歪み(縮み・シワ)などが発生し、高周波ウェルダーなどと比べて、溶着部分の強度が安定しません。この欠点を補うために、フィルムを2層構造にしてシール性を安定させることもできます。(ナイロン/PEなど表面を耐熱フィルムにする)


特性の違い
ビニール袋(PVC・塩ビ) 生地にシワが残らない、可塑剤が抜けると割れてしまうことがある
ポリ袋 一度シワが入るとシワの跡が残ってしまう
PP袋 一度シワが入るとシワの跡が残ってしまう
・PVC、ポリ袋の両方共に「紫外線劣化」「蛍光灯などによる劣化」はしてしまいます
・OPP、CPPは冬場にフィルムが割れてしまうことがあります
( 夏場は倉庫などで60℃前後になると収縮をしてしまうことがあります)


製造厚みの違い
ビニール袋(PVC・塩ビ) 0.1mmから0.5mm位の厚み、加工適性は0.2mm以上
ポリ袋 0.02mmから0.2mm位まで(HDPEは0.01mmから0.05mm位まで)
PP袋 0.02mmから0.1mm位まで


 ※ ポリ塩化ビニルの製造工程
生地(原反)について 大ロットやオリジナル製造などを除き、通常は各メーカーの規格原反を使用します
印刷について 「オフセット印刷」、「グラビア印刷」、「スクリーン印刷」、「箔押し印刷」になります
カット加工 断裁機により加工予定サイズより大きめに断裁して、数日間のエージングにて生地の収縮後に、加工サイズに断裁または型抜きを行います
溶着加工 高周波ウェルダー加工にて、通常一枚ごとの手加工となります

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