中国OEM:輸送、保険について
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赤 三角

輸送、保険について

三角マーク 船便 or 航空便
中国からの輸入の場合、船便の方が安価と想定することが多いのですが、実際は、コンテナ1台分とかの大量輸送を行う場合を除き、200kg以下の荷物の場合は、航空便の方が安価になることが多いです。弊社では、荷物の数量や重量、容積によって一番安価な輸送方法を選択しております。

三角マーク 船便の荷物の積み込み・発送方法
FCL(Full Cntainer Load)
コンテナを1つ貸し切ってそのまま送る方法。コンテナ1個分の荷物が必要になりますが、その分安価で後ほどご説明するLCL」より早く届けることができます。(おおよそ 10から15日程度)

LCL(Less than Container Load)
複数の荷主の荷物を合わせて一つのコンテナに詰めて輸送する混載便です。
船で運んだ後、再び振り分け、各配送先まで送る方法です。

三角マーク 運賃の負担について(主な取引条件は、FOB、C&F、CIFなどが挙げられます)
FOB (Free On Board)
「中国国内の指定された港で船に商品を積み込むまでの責任」=売り手(中国OEM工場など)が負担
「中国国内の指定された港で船に商品がつもこまれた後の責任商品」=買い手(日本の事業者)が責任 「中国国内の港で船に商品を積み込む=輸出手続き+積み込み費用」=売り手(中国OEM工場など)が負担

「日本までの輸送費用や保険料」=買い手(日本の事業者)が負担 ※ 中国国内の港で船に積み込みが完了した時点で、リスクと費用負担が買い手(日本の業者)に移る。

C&F(Cost and Freight)
売り手は、指定された目的地港(日本の港)まで商品と貨物運賃を負担する責任。
保険料は買い手(日本の業者)が負担

CIF (Cost, Insurance and Freight)
売り手(中国OEMに工場など)は、商品と貨物運賃、そして保険料を全て負担。
商品が目的地港に到着するまで、売り手(中国OEM工場など)が責任と費用を負う。


【要約】
FOBの場合:日本の事業者が輸送費用や保険料を負担します。
C&Fの場合:中国のOEM工場が指定港までの輸送費用を負担し、日本側が保険料を負担します。
CIFの場合:中国のOEM工場が指定港までの輸送費用と保険料を全て負担します。

三角マーク 保険の種類
FOB とは「Free On Board」の略で、本船渡し条件と呼ばれています。
指定船積港において貨物が本船の船上に置かれる時までの費用と危険の一切を負担します。
したがって、売手側は貨物が本船の船上に置かれる時までの保険手配を行う必要があります。
CFR(C&F)とは「Cost and Freight」の略で、運賃込み条件と呼ばれています。
指定船積港において貨物が本船の船上に置かれる時までの危険を負担し、指定仕向地港へ輸送
するための必要な運賃を負担します。 したがって、売手側は貨物が本船の船上に置かれる時ま
での保険手配を行う必要があります。

FCA (Free Carrier)は、国際貿易の取引条件(インコタームズ)の一つで、売主が貨物を買主が
指定した運送人に引き渡すまで、費用と危険負担を負う条件です。つまり、貨物が運送人に引き
渡された時点(例えばコンテナヤード)で、責任が売主から買主に移ります。
貨物が運送人に引き渡された時点から、輸入者が危険負担を負うため、輸入者は、
その時点以降の輸送中の危険をカバーする保険を検討する必要があります. 例えば、コンテナヤ
ードでの損害や、運送中の事故などを想定した保険です
FCAでは、輸入者が危険負担を負うため、保険の加入を検討する必要があります。

CPT(Carriage Paid To、輸送費込み)は、国際貿易取引条件(インコタームズ)の一種で、売主が指定場所まで貨物の輸送費用を負担する条件です。CPTでは、売主は貨物を運送人に引き渡した時点で危険負担が買主に移転し、それ以降のコストとリスクは買主が負担します。保険の付保については、CPTでは売主が輸送費用を負担するものの、保険料の負担は基本的に買主側で行います。保険の付保については、CFR(Cost and Freight)やCIF(Cost, Insurance and Freight)など、他のインコタームズと比較して、CPTでは保険に関する規定が明確に定められていません。そのため、通常、買主が自ら保険をかけてリスクをカバーすることが多いです。

CIF (Cost, Insurance and Freight)とは、国際貿易の取引条件の一つで、「運賃保険料込み条件」を指します。売主が、指定の仕向地港まで貨物の輸送費用(運賃)と海上保険料を負担する条件です。つまり、輸入港までの費用をすべて売主が負担する条件です。国際貿易取引において、輸出者が指定港までの輸送と保険をすべて手配する条件です。輸入者にとっては、手配の手間が省けるというメリットがある一方で、CIF価額が高くなる可能性があるというデメリットもあります。

CIPとは、インコタームズ(貿易条件)の一つで、「Carriage and Insurance Paid To」の略です。
これは、売主が指定された目的地までの輸送費用と保険料を負担する条件を指します。
CIPは、特にコンテナ輸送でよく用いられる条件です。 商船三井ロジスティクスが、CIFは在来船での輸送に用いられる傾向があります。



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