株式会社マツムラ ポリエチレン、ビニール、フィルム ※ トップに戻る ※ 不良品と対策に戻る

ポリ袋(ポリエチレン単層)の「開口性」、「サイズの安定性」、「熱シール性」、「静電気」、「伸縮性」、「柔軟性」、「フィルムのスリップ性またはノンスリップ性」、「偏肉の内容(厚みのばらつき)」、「フィルムの透明性」、「使用環境」、「製袋方法」が大きな原因となります。

そのため、使用する機械を熟知しその機械のスペックを十分理解・確認したうえで、フィルム又は、袋(パッケージ)の製造をする必要があります。

エラーの発生は、主に「製袋方法」「フィルムの偏肉」「使用原料」「添加剤の内容」が原因になります。

また、印刷をしている袋の耳切れなどの不良(主に米袋のパッカー)が原因の場合には、フィルムだけでなく印刷でのテンションや巻き取り強度、ピンチローラーの締め付けなどの調整が原因の場合もあります。

※お米のパッカーなどでは、袋を開口するためにエアーを噴射する場合があります。お米の袋は、フィルムにある程度の厚みがあり、袋の幅も340mm程度(10kgの米袋の場合)のためパッカーでのエアー噴射で開口することができます。しかし、それ以外の用途の場合は開口のためのエアーの噴射をしない機械も多いため、袋自体の開口性を改善する必要があります。

機械によっては、袋を折りたたまない平状態で置いて、「吸盤+空気の吸引」でフィルムを引っ張り上げて、開口して使用する機械などもありますので、この機械などの場合は、開口性が悪い場合は、使用できなくなってしまいます。このような機械の場合は、HDPEなどのブロッキングを基本的にしない原料を選定して、薄めの軟らかいフィルムの袋を選択することで改善できると思います。

一枚の単袋で袋の厚みが薄い場合は、開口性に問題が発生しやすくなります。


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