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■ポリ袋が縦に裂けてしまう。

【原因と対策_その1】
ポリエチレンHDPEにて頻繁に起こる現象です。ポリエチレンの分子構造とHDPEのインフレーション方法の違いもあり、HDPEは縦裂けを起こしやすいです。厚みが薄くなれば薄くなるほど、発生しやすくなります。

現在は、縦裂けを防ぐためにダイを回転させて製造していることが多くなりました。これにより、縦裂けは少なくなります。しかし、ダイを回転させると厚みの斑(偏肉)が螺旋状になります。厚みの斑(偏肉)が少ない状態で、ダイを回転させないとカットシール(製袋加工)がスムーズにできなくなってしまいます(螺旋状に偏肉するため。)。

よく行われている改善方法といたしましては、HDPEにLLDPE原料をブレンドをしてHDPEチューブ原反を製造しています。

インフーレション時のブロー比が足りない場合なども縦裂けや耳切れが発生しやすくなります。LLDPE袋ので縦裂け及び耳切れが発生する場合はこれが原因と思われます。
【原因と対策_その2】
中に入れる商品に突起部分などが、ある場合はそれが原因となり、縦裂けが起こる場合があります。その場合は、厚みを上げるか原料のブレンドをしている場合はブレンド内容を調整してください。
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