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【原因と対策_その1】

ポリエチレンやポリプロピレン製の袋や原反を長期間保存した場合、耳(折り返し部分)の部分などが黄色く変色していることがあります。原因の一つとしては、原料に添加している、添加剤に含まれる成分が酸化して黄色く変色したものです。車などの排気ガスに含まれるNoxが原因で黄色く変色することも確認されています。

保存をする場合は、クラフト紙だけでなくその内側にポリエチレンシートを敷いて包装する又は外袋包装をして密封することで、大幅に軽減できます。(Noxなどの遮断性がよくなる為)

また、黄色く変色するまでの期間は一定ではありません。保管場所のNOx(排気ガスなど)、ポリエチレンに含まれている添加剤や気候、通気性、温度、湿気などが関係しているため。

【原因と対策_その2】

黄色く変色したポリエチレンは、添加剤の酸化により起こるものと考えられており、黄変したものを日光に当てることにより、ある程度黄変を改善することができます(LDPE、LLDPEでは、改善しやすく、IPP、HDPEはあまり改善しない。) 。


また、倉庫内などで使用するフォークリフトをエンジン式から電動の機種に変更するなどをして、排気ガスの発生を抑える事でも、現在エンジンのフォークリフトを使用している場合は大幅に改善できると思われます。

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