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【印刷時の原反へのテンション(引っ張り)が強いことが原因です】

LDPEまたはLLDPEのポリエチレン原反で、70~120ミクロン前後では、1000mmで10mm(1%)程度短くなる場合もあります。印刷時に、原反へのテンションが強いと原反が縮んでしまいます。また、印刷時には、ある程度のテンションも必要なため、数ミリ程度の縮みが発生することを想定して、シリンダーサイズを考える必要があります。例えば、500ピッチ(袋の長さ)の袋の場合505mm前後(1%程度大きくする)で版を作成します。

紙管巻きでお米などのパッカーなどで使用する場合は、機械にかけて使用すると紙管巻きのテンションが緩んだ時点で、縮むこともあります。(巻きが強すぎる場合)

実際に、LLDPE 0.09×340mm巾×570mm長さの袋で、印刷時に大きなテンション(巻取圧力)を加えて印刷されている印刷原反を製袋(カットシール加工)を行った場合に、10mm以上、縮まってしまい袋の長さが560mm以下になってしまった経験もあります。

【対策】

グラビア印刷時のテンションをできる限り弱くすること。
・ピンチローラー等で、印刷の回転数に合わせて巻取時のテンションを最小限にする。
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