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製袋加工(カット・シール・付属加工)

製袋機
※チューブ城の生地(原反)の製袋機のイラストです。製袋の種類によって形状は大きく変わります。

製袋加工の概要
袋を製造する最終工程に使用する、チューブ状の生地(原反)の「シール(熱溶着)+カット」加工をする機械です。

製袋加工には、「シール(熱溶着)+カット」の工程にて袋を作成する以外に、色々な特殊加工も行います。(一部専用機を除き、後工程又は前工程にておこないます)

加工内容としては、「小判抜き」、「丸穴あけ(20~60程度)」、「針穴」、「Y穴」、「Uバック(レジ袋)」、「ドリル穴(1~2mm程度)」、「GZ加工(折込)」、「変形(特殊)シール袋」も製袋加工にて一貫して行います。

製袋加工と言っても「小袋の製袋」、「大型製袋」、「重袋 の製袋」、「薬品用」、「変形(特殊)シール袋」、「クリーンルームでの製袋」など色々な加工種類があります。

LLDPEまたはLDPEの肥料・培養土や砂・砂利を入れる袋の厚みが約120ミクロン(0.12mm)以上の場合は、重袋専用の製袋機を使用する必要があります。重袋用の製袋機では、通常の製袋機が片方から熱を加えてシール(熱溶着)しているのに対して、袋に対して上下でシール(インパレスシール)を行っているため、シール部分が盛り上がりシール強度があり、シール部分からのエッジ切れも発生しにくくなります。

また、製袋加工の一般的な限界の厚みは180~200ミクロンが限界というのが一般的です。そのため、GZ(折込)のある袋の場合は、折込のある部分が2倍の厚みになるため100ミクロン以下となります。(安全をみてGZの場合は、80ミクロン前後が実厚となります)
「後GZ加工」については、このページ下部にて詳細を明記しております。


・シール(熱溶着) 袋を熱で溶かして、シール(熱溶着)します。
・スプリングベルト 原反(生地)を引っ張り製袋加工を行います。加工をする袋が薄い場合は、スプリングベルトの上下圧を強く原反を細かく波打つようにして、原反を引き出します。このスプリングベルト内に、ポリエチレンの添加剤が溜まり黒く変色して、袋に転写して汚れの不良が発生することがあります。2005年現在:最新の製袋機の場合は、ベルト部分がゴムベルトになっていることが多くなってきています。ゴムベルトの場合は、汚れの発生が少なくなると考えられます。また、清掃も容易になります。
・カット刃 カット刃は、定期的に油を補充して安定的な切れ味を確保することが必要です。また、原反の切れが悪くなってきた場合に、刃のあたりを調整します。(極端な場合は押し切り状態になる)製造数量にもよりますが、数年に一度は刃を研ぎに出すのが望ましいと思われます。
・静電除去装置 製袋最終工程には、静電気除去装置が付いているのが一般的です。この静電気除去装置が無い場合は、加工終了品が静電気を帯びていて梱包も難しく、使用するお客様も開口性も悪くなります。

製袋加工・豆知識
製袋加工は、最終工程でありとても大切な工程です。
始業時や昼の休憩などで10分以上機械を止めた場合は、シリコンロールの温度の安定や、シールバーの温度を安定させるために、「暖機運転」を最低10分は行わないとシール不良の原因になります。特に、HDPEの薄い袋の場合や、逆にLLDPEなどでの厚い袋では不良品が頻繁に発生します。
製袋加工中にも、虫の混入は確実にあります。製袋メーカーの方の中には、「製袋加工中には虫は混入しない」というメーカーもありますが全くの間違いです。私は、製袋加工中に、虫が混入する場面を目撃したこともありますし、虫が混入した場合に虫の体液の流れ方向や状態を、スキャナーで600dpi程度で取り込み確認すると確認できます。
髪の毛の混入は、ほぼ製袋加工が原因と考えられます。髪の毛は、食品加工業と同等程度の対応は、最低必要な時代になってきています。
異物混入の原因を特定するためにも、食品・薬品に関係する袋の場合は、必ず外袋に入れることをお勧めします。こうする事により、製造後に異物の混入を防ぐことが出来ます。また得意先での混入か加工上での混入かも明確になります。
製袋加工では、加工環境も大事ですが根本的に「加工するオペレーター」の意識をどのように教育するかが不良品の軽減につながると考えられます。
希望としては、「製袋加工環境+オペレーターの教育」ですが、加工環境の改善には、コストがかかり、またそのコストを転嫁できないことが多いため、オペレーターの教育をすることが大切だと思います。
製袋加工工場では、「虫捕機の設置(電撃殺虫灯は飛散するので不可)」、「窓の開放禁止」、「製袋後に外袋に入れ外観の確認」の徹底は最低限必要と考えられる。
食品・薬品に使用する袋の製袋加工の着衣としては、ポケットが全く無く手首部分がゴムなどで閉じている上着の着用が必要と考えます。また、定期的な製袋機の掃除は欠かさず行うことも必要です。
加工依頼書(製袋加工)には、同じ用紙に「加工チェックシート」を含めて、加工中のチェックを一枚のシートで行えるようにすることが必要。「加工依頼書」と「チェックシート」が別の用紙になっていると、加工後に確認も出来なくなるのと、加工するオペレーターも一つの加工をするために2枚の用紙を確認しないといけなくなり、実用的ではないと思います。

また、「商品管理データベース」と「加工依頼書+チェックシート」は連動していることが望ましい。そうすることにより、加工指示を確定的なことにすることが出来る。(商品管理データベースが納得のできる状態であることが大前提です)
製品の梱包指示で、「段ボール入れ」の場合は、十分サイズには注意して製造すること。段ボールサイズは、梱包形態と数量を確定すれば製袋加工メーカーにて算出してもらえます。通常は、袋のサイズから計算して「幅+5mm、深さ+10mm」で問題ないと思われる。
製袋加工を指示するときには、印刷がある場合は「柄下・・・mmカット」とキチント指示をしないと不良品の原因となります。柄下は、印刷の一番下部分から計ってください。
印刷のある袋を作成する場合は、「光電管マーク」を出来るだけつけてください。製袋加工を円滑に行うためには、必要です。最近では「光電管マーク」の意味もわからない業者が多く製袋加工はやりにくくなる一方です。
製袋加工を行う場合は、「紙巻巻き(ロール巻き、ボビン巻き)」と「カセ巻き」では、原反にシワの発生頻度が大きく変わってきます。原反作成または印刷加工時から十分打ち合わせをしてください。
サイズが小さい小袋の場合は、製袋時にエアーを入れて開口性を良くするのが一般的です。しかし、このエアー通しを行うと袋に”横シワ”が発生するので、”横シワ”が問題になるときには、エアー通しをしないように指示してください。その場合は、開口性が悪いことをユーザー様へ十分説明する必要があります。
製袋加工時に、「針穴」、「X穴」をピッチごとにあけられる装置を装備している製袋機もあります。肥料袋などでは、とても便利です。しかし、この装置が付いている製袋機は、上下シール(インパレスシール)では無いことが多いため、120ミクロン以上の重袋には使用できないことが多いです。
機械用の製袋には、十分注意が必要です。厚みが、30ミクロン以下の場合、2段製袋機で製袋した場合は、開口性に問題が発生することが多く、2段製袋は避けたほうがいいと考えられます。また、通常の製袋機(一段)の場合でも、30ミクロン以下だと開口性に問題が発生することが多いと思われます。これは、製袋時のカット工程にて開口部が少し接着してしまうことが原因です。改善するには、製袋後に、開口部の接着を剥がす必要があります。
サイドシールの製袋機の場合は、シート状又はチューブ片開きの原反を使用し三角版を通して加工を行います。この場合、上記の図での縦横が逆さまになります。(袋の横部分が流れになる)
詳細についてはお問い合わせください。

後ガゼット(GZ)加工(原反・印刷の後に行う折込み加工)

ガゼット加工


後ガゼット(GZ)折込加工の概要

原反(生地)を作るときにも、GZ加工をする事も可能ですが、以下の理由にて原反製造後にGZ加工が必要になります。

【印刷を綺麗に仕上げるため】
・GZ加工原反を印刷した場合に、左右の折込折り返し部分(後GZの内側の2本線部分)に印刷が綺麗に出来ず、柄が割れてしまう。これを回避するために、折込の無い平原反で印刷を行い、その後にGZ加工を行うことにより、印刷が綺麗に仕上がったGZ袋を作ることが出来ます。(HDPEなどの硬い材質の場合は、特に柄が割れてしまう)

【左右の折込部分に印刷をするため】
平袋の状態で、左右に出来るだけ目一杯に印刷をかけて、あとGZをすることでGZ部分(折込部分)に印刷をすることが出来ます。また、織り込み部分に目一杯に印刷を入れるためには、「ひねりGZ」を行うことで可能です。ひねりGZととは、印刷面に対して折込サイズの2倍(織り込み部分の合計部分。図の20+20となります)をひねってGZ加工を行います。

通常、GZ機には、ひねりGZをするために、原反の入り口部分または機械本体部分上部でひねりを加えてGZ加工を行います。


後ガゼット(GZ)加工・豆知識
印刷のある袋で、後GZを行う場合は印刷をする場合の「コロナ放電処理」には、十分注意が必要です。GZ加工を行う部分まで、「コロナ放電処理」がかかっている場合は、熱シールが着きません。コロナ放電処理面の原反同士では、熱シールは付きません。

※「GZ折込をするが折込部分には印刷が無い場合」
この場合は、印刷する部分の「部分処理」を行うことで問題を解決できます。

※「GZ折込部分まで印刷をする場合(ひねりGZ加工)」
この場合は、印刷をする場合に「弱処理を行い処理インキを使用する」または「未処理原反にて未処理インキを使用する」のどちらかの方法にて、印刷をする必要があります。
GZ折込を安定させるためには、GZ機にHOTランプなどを設置して、原反を暖めながらGZ加工を行うことで、折込をある程度安定させることができます。
  GZ加工後に、製袋加工を行う場合に、GZ時と同じくHOTランプにて熱を加えながら製袋をすることにより、GZ折込が安定し製袋加工が効率よく出来ることがあります。
GZ折込を安定させて、製袋加工をスムーズに行うためには、GZ加工後に数日間放置(エージング=老化(安定))して、折込を安定させることも必要です。
GZ折込を安定させるためには、GZ巻取り形式を紙巻巻き(ロール巻き)にすることにより、原反にテンションが多くかかり折込を安定させることが出来ます。しかし、この場合は、巻き取りの工程での技術が必要なので、紙巻巻きができない場合もあります。
また、紙巻の場合は紙巻内側(巻き始め)の方がテンションが強くかかる事を、十分考慮してエージング(エージング=老化(安定))日数などを考えてください。
一般的なのポリエチレン単層フィルムの場合は、外面に印刷インキが着いています。そのため、GZの折込型に擦れが発生するために、印刷面にキズが発生することがあります。この場合は、印刷後数日の放置(エージング=老化(安定))をすることで、インキが安定することがあります。また、HDPEなどの材質である程度厚みのある場合は、いっそうインキの剥がれが発生しやすくなります。十分注意が必要です。
詳細についてはお問い合わせください。

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